結婚前の純潔に対する正しい価値観

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 今の時代は、結婚前の純潔という言葉さえ使われないほど、性文化が開放され、普遍化されています。結婚前の純潔の賛否を論じるよりは、自らの主観と観念で判断する社会になりましたが、結婚前の純潔についてどのような心構えが必要なのか、私たちの体の大切さについて、改めて考えてみようと思います。

 

スキンシップは互いに親しくなるための方便

 今の時代では性関係と結婚には関係がありません。結婚前の純潔精神は、時代的に純潔を守らなければいけない時代もありましたが、今はそれほど重要視しない時代です。

 

 今は純潔そのものを重要視するのではなく、自分の実力をどれだけつけられたのかを重要視する時代です。手をつなぐことも、相手と互いに親しくなるための方便・手段です。

 

 そして、スキンシップはお互いにより近づくための行為ですが、それがその後、更に身近になっていくきっかけにもなります。

 

 

関係の深さを先に知ること

 昔は手を触れただけでも、純潔を奪われたかのように言いましたが、今の時代はそうではありません。今はこのように時代が変わったのです。

 

 体は人生を生きていく為に使う最高の道具です。つまりスキンシップ、性関係はお互いに関係を結ばないといけない状況になったという意味ではありません。

 

 肉体関係は肉体を通して精神まで触れることが出来るほどの価値を持っているのです。しかし、この意味の深さを知らずに、無闇に体を使うことが問題なのです。

 

 

体を無闇に使ってはいけない

  最高の道具は最後に使うのが一番です。別のものを出す自信がないので、体を先に使ってしまう場合が多いです。しかし、その後はお互いに、神秘的なことも、もっと分かち合いたい理由もなくなります。

 

 最高の道具を使った後には、次に出すものがなくなり、互いに遠ざかることになるのです。自分たちの体を無闇に使ってはいけないのです。

 

 

互いを理解した分だけ、スキンシップをしなさい

 体という道具を使う前に、自分の実力をお互いに共有しながら近づいていく手順を踏んでいかなければなりません。お互いに相手の実力を知った上で合わなければ別れてもいいですが、最初から大事な道具を使ってしまうことは、むしろ早別れの原因になるかもしれません。

  

 体を使う時は、手をつなぐことでも、ゆっくりと相手の色々な面をよく見ながら、その人と手を繋いでも大丈夫だと思う時にスキンシップをしなければなりません。お互いを理解し合い、心の交流がなされた分だけ、スキンシップをするようにしなければなりません。

 

 お互いに理解し合うほど相手に近づいていきます。無闇に欲を出すのは、別れる近道です。結婚前のこういったことが大きな問題になる社会ではありませんが、自分の人生では大きな変化として影響を受けます。ですから、結婚前に私達の体を無闇に使ってはいけません。

 

参考

高校生の生活と意識調査、純潔肯定派4カ国中最低

 財団法人・日本青少年研究所が発表した「高校生の生活と意識に関する調査」によると、「結婚前は純潔を守るべきである」との設問に、「全くそう思う」の純潔肯定派は日本の高校男子で 11.4%、同女子ではわずか 6.3%と、日米中韓の4カ国中で群を抜いて低いことが分かった。

 

 逆に「全くそう思わない」の純潔否定派は、日本は男子 20.7%、女子 22.2%と最も高い数値となった。高校生の4人に1人、大学生の半数以上は性体験があると言われる日本では、予想通りの結果といえよう。

 

 しかし、改めて諸外国と比較してみると、日本の若者たちの性に対する規範のなさは深刻だ。性解放の先進国と言われる米国だが、高校生の性意識は日本よりはるかに健全さを保っている。

 

 興味深いのは、純潔肯定派は米中韓のいずれの国でも男子より女子に多いのに対して、日本では男女の数値が逆転していること。援助交際と称した女子高生の売春が横行する、日本社会の特異さが表れている。