SECTION FOUR韓国の未来,人類の未来-7.弘益人間

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弘益人間

 

私たちは、弘益人間でありながら、恨 ( ハン ) が多い民族です。この恨はどうやったら解けるのでしょうか?私たちの先祖は、代々抑圧されながら生きてきた恨があり、私たちはその恨を遺産として受け継いでいます。普通は財産を受け継ぐことを遺産だと思うでしょうが、本当はこの恨 ( ハン ) を受け継ぐことこそが遺産です。

 

 

お金は社会のものなのです。また、私たちは理念も受け継いでいます。それは、どんな理念なのでしょうか? それは弘益理念です。 私たちの先祖は、本当はその理念で生きたかったにもかかわらず、抑圧されて生きてきたので、"気 " というものを一度も発揮したことがないまま死んでいきました。このようなことが恨 ( ハン ) として私たちに受け継がれているのです。

 

 

ところが、今はどうでしょうか? 個人的にはあまり豊かではないかもしれませんが、知識や力を蓄えた社会に生きているといえます。 私たちは、朝鮮戦争を経験し国際社会で最も貧しい国となり、それからわずか数十年で、今日これ程までの発展を成し遂げました。これは私たちの底力で成し遂げた明らかな私たちの資産です。

 

 

自分の財布にお金がないからといって、資産がないこととは違います。この国がこれだけの力を持ったということは、明らかに私たちの資産なのです。けれども、私たちはこの資産を正しく使えていません。 この国は力を持っています。この力は、国際社会から支援を受け、私たちが頑張って立ち上げたものなのです。

 

 

子供に教育を受けさせてきたし、この国を飢え死にしない国にも作り上げた底力を持っています。そして技術を備え、素質や知識を蓄えてきました。すべてを蓄えた環境であるにもかかわらず、この力をどうやって正しく使うべきかがわからずにいるので、皆が苦労しているのです。

 

 

国に力があるのに、個人個人が苦労していていいのでしょうか。 今こそ、蓄えてきた力を正しく使い、発揮して光り輝けるようにしなければなりません。そうすれば、私たちは皆楽しく生きるでしょう。こういう方法を誰も設計してこなかったので、今皆が大変な思いをしています。

 

 

今こそ、恨 ( ハン ) を解くべきときがきました。先祖の恨が詰まったまま、抑圧され、今まで生きてきたのは、私たちに主体としての人物がなく、思想もなく、法もなかったので、その法を展開することができなかったのです。 弘益人間でありながら、弘益人間の法一つも定められず、国が侵略を受け、国を失ってしまい、血なまぐさい戦争をして、それゆえに恨になっているのです。

 

 

けれども、私たちはとうとう必要なものを備えました。その力で私たちは、光り輝く人生を生きる義務があり、先祖から受け継いだ魂を、より輝かせる義務があります。 民族の歴史的使命を帯びてこの地に生まれたのなら、先祖から受け継いだ魂を必ず、輝かさないといけません。私たちは幼い頃からそのために生きてきたのです。 

 

 

今の私が、豊かな暮らしができるかできないかが問題ではありません。もう一度言いますが、私たちは先祖から受け継いだ魂を輝かせなければなりません。そのために、私たちはそれぞれの素質を備えましたし、親の犠牲により子供が育ち、この国の力も蓄えられたのです。 今こそ、私たちが前に進んで行くための法を制定しなければなりません。

 

 

人類共栄に貢献する未来に向けて青空に羽ばたきましょう。 私たちの人生は、そんなに残っていません。これまでの数千年、数万年の間、輪廻転生を繰り返しながら、人間の身を持ってこの世にやって来ました。その最後の人生を燃やさなければならないのです。

 

 

今こそ弘益時代が到来しました。あともう少し力を合わせて、最後の花火の打ち上げをしましょう。もうこれ以上、恨に悩んでいる時間がないのです。人をけなしたり、憎んだりして、人の心に少しでも傷を付けたら、その傷は明らかに自分にブーメランとして戻ってきます。 弘益人間は、自分の誤ったことは、自分自身に責任を持たなければいけません。

 

 

人に役に立つことをして楽しくなれば、喜びというものが返ってきます。それは間違いなく返ってきます。ですから、いかに自分だけが豊かな暮らしをするのかを考えるのではなく、相手の苦しみを見なければいけません。

 

 

そして、その苦しみを共に分かち合い、その答えを探して相手に役に立つことをした時に、自分も知らずに、心から楽しさと喜びが溢れてきます。こんな生き方をすると、今まで解決できなかったことが解決され、体の調子が悪かったのも良くなり、大変だったことがなくなっていきます。これがまさに"正法時代" なのです。

 

 

私たちが 正しく生きる "正法時代" が到来しました。それは、誰もが正しく生きさえすれば、楽しく、うれしく、幸せに生きられる時代が来たということです。自分の欲心は捨てて、自分と出会う縁を大切にし、その縁を深く観察し、彼らのために自分が何をしなければいけないのかを考えるべきです。

 

私は隣人のために何をしたらいいのか

私は社会のために何をしたらいいのか

私は国のために何をしたらいいのか

私は人類のために何をしたらいいのか

 

弘益人間は、この四つの行道を忘れないでください。弘益人間は、この四行道だけは自分の心に抱かなければいけません。今すぐそのようにできなくても、まずこの精神を蘇らせることです。少なくとも100日、長くて3年は、このことを忘れてはいけません。

 

 

そうすれば誰でも困難から抜け出せることができ、生きる道がすべて開かれるようになります。習慣がすぐにはそうなっていなくても、100日間努力し、3年間努力すれば誰もが豊かに生きる道が開かれるようになるのです。

 

 

世の中に間違ったことが見えても、恨んだり、けなしたりしてはいけません。私の目に映ったことは、それを解決すべきことだから目に映っています。悪口を言い、人のせいにしたとしても絶対に解決はできません。私たち一人一人が、それを見ながら心を痛め、解決しようと努力しなければいけないのです。

 

 

すべての矛盾が出ているというのは、解決できる時期が来たことを表しています。誰もが矛盾を作りました。その矛盾を解決すべき人が、まさに弘益人間です。誰かが今まで誤ったことをしたとしても、それを責めないでください。だました人がいても責めてはいけません。

 

 

自分の足りなさと、悪い癖を直すために、その相手に出会ったので、むしろ自分の足りなさを悔い改めなければいけません。今から一つでも学んでいきましょう。これまで、我が韓国人は、とてつもない苦労をしてきました。私たちだけ苦労して来たのではなく、ご先祖様も数多く抑圧を受けて苦労をしてきました。

 

 

これからは光輝かせる時です。これからは、この社会のために何をするかによって、私たちの心に楽しさが湧いてくるでしょう。そしてその楽しさによって、すべての恨が洗い流さなければなりません。私一人の行いが、この社会での光になり、人類での光になるのなら、それをしなければいけません。

 

 

この生き方で自分の生涯を終えるなら、恨がなくなり心が軽くなるでしょう。私たちは、かわいそうな人を見たら、どれだけ心を痛めるでしょうか?かわいそうな人を見たら一緒に泣くし、苦しんでいる人を見たら自分のことのように心痛める人たち。このような人がまさに " 弘益人間 "  なのです。

 

 

これからはそういう気持ちを忘れずに、人類のために偉大な愛を興さなければなりません。深い愛、偉大な愛!この偉大な愛を成し遂げる、この仕事をしないといけない人がまさに弘益人間なのです。

 

 

これから私たちは、弘益理念でこの世に明かりを灯さなければなりません。大韓民国の国民一人一人が、人類に必要な資産であり、人類の灯し火といえます。自分自身を燃やしてこそ、人類を明るく照らすことができ、平和が訪れるのです。

 

 

   参考;THE GREATEST LOVE PROJECT -人類飢餓ゼロプロジェクト編