1人起業

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1人起業
QUESTION
韓国の今年の経済成長率が3.5%も困難だと言われ、昨日は金利もさらに低くなりました。国もどうしようもないと言いだすようなていたらくですが、未来学者たちは近いうちに1人1企業時代が来ると言っています。実際カフェ業でもお店を開く方もいる一方、営んでいたカフェを辞める方も多く出ています。これからは移動が多くなるので、皆が不動産業をやることもできませんし、とにかくどのような形態であっても、もはや事業家、企業家にならなければならないのですが…。
このような1人1企業の時代を迎えて、どのような事業家精神を持つべきなのか教えてください。


ANSWER
1人企業をしたとしても別のことをしたとしても、私たちは何のために社会に接するのですか?人に会うために、接するのです。お金を稼ぐために社会に出たとしても、主目的は人と会うことなのです。なぜ人と会うのですか? 人と会う中で習うことがあり、行うことがあるからなのです。結局、人に会わせるために、困難な状況に立たせて、社会に出るようにしたのです。

今まで、主婦は社会に出なくても大丈夫でした。エリート女性はエリート男性と出会って、旦那さんが外で経費を稼いで来たので、主婦は外に出なくても生活することができたのです。しかし、このような生活に満足して、外に出なくなったらどうなりますか? エリート主婦は知的な教育を受けた人たちですので、社会に出なければいけないのです。そこで、社会に出てもらうために、旦那さんの仕事を苦しくさせるのです。株を始めてお金を失わせたり、欲を出して投資したところが大失敗をしたり、どのような形でも、奥さんが社会に出なければならないように環境を作るのです。男一人ではもう生活ができなくなるのです。それで結局奥さんも社会で働くようになります。
今や女性も社会で人と会わなければならない時代になっているのです。このような時代を女性上位時代と言うのです。これからはもっと女性が社会に登場します。ところで女性たちは、なぜ自分が社会に出て来るのか知らずに出てくるのです。それで経験ある人たちに、その女性たちは手玉に取られてしまうのです。はじめは応援するふりをしながら、あとで根こそぎ奪っていくのです。結局、全部奪われておしまいです。なぜこうなるのでしょうか? その女性もお金を稼ぐために出て来たので、お金を稼がなければならない人に出会うのです。結局はその人に全部奪われてしまうのです。

1人起業する時代になったと言って、皆が成功するわけではないのです。起業するためには、他の人とまた手を組まなければならないのです。そうすると、結局、その人達にお金を奪われます。このようにずっと奪われるばかりで、この世の中に信用できる人はいないと思って、やけになるのです。その結果、「なぜこうなったのか?」には気づかず、また相手を恨むようになるのです。
しかし、よく考えてみてください。あなたもお金を稼ぐために社会に出て来たのではありませんか?それだから、自然に競争をするようになるのです。そして自分より相手の腕が良かったら、相手に奪われるのは当然です。腕がいい者がお金を持っていくのであり、腕がわるい者はいつも取られるようになっているのです。

女性が家の中で、なべのふたを洗って、雑巾を洗って、床を拭いて、カーテンをかけていたのが、今日お金を稼ぎに出たら、お金を稼ぐことができるでしょうか? 社会経験が長い者の方がどうしてもお金儲けがうまいでしょう。 家の中でのんびり座っていてだれかに「少し投資すれば大儲けできる」と言われてあわてて投資すればお金が稼げる…その考え自体が話にならないのです。そのように簡単にお金を儲けるものだったら、既に皆がお金持ちになっています。いますぐ目を覚ましてください。

1人起業時代はみんな失敗します。1,000社が立てられたら、1,000社潰れて、また1,000社が立つのです。2,000社が立てられたら、2,002社が潰れて、また2,000社が立ちます。101%がつぶれる、ということです。一方ではみんな失敗しているのに、もう一方ではまた立てているのです。今やこの経験をみんなやっているのです。
なぜこうなるのか?その原理を今探さなければならないのです。探せなければ、いつまでもこんなことが繰り返されるのです。家に少し持っていた資金までもなくなって、信用で借りたお金もなくなって、結局は信用まで全部失ってしまう。いまやすべてが仇になる時代が開くのです。兄弟でも信用できない時代になってしまうのです。うまくいきそうだと言うから、少ししかなくても、手伝ってあげたら全部ふいになる。そうなれば当然、顔を上げられなくなるのです。このままでは、このような時代が広がってしまう。
社会に接するときはどのように接しろと言いましたか?「社会のために私は何をすべきなのか?」考えながら、と言いましたね? お金を稼ぐために接するのではなく。そうすれば1社もつぶれないのです。

“あなたがいくら貧しくても
あなたは尊い存在なのだ。
私たちはプライドのある民族ではないのか?
卑怯に生きるな。
いくら貧乏でも自分がこの社会で必要のある
人間であることを忘れるな“

小さなパン屋を開くとしても、お客さんが来るので、そのお客さんから私が知らないことを少しずつ学んで、社会に必要とされる人間になると、詐欺師も私のところには来ないのです。
ところで、社会に誤って接すると、ワニみたいな人間だけ私に近づくのです。ワニにも小さい口のワニと、大きい口のワニがいます。社会は今ワニだらけなのです。このワニが今やあなたの背中を襲おうと口を開けて待っているのです。世の中は努力しない者には絶対にお金を与えないのです。

これからはお金とは何なのか、知らなければなりません。お金は民の血と汗なのです。多く所有するためには、とても高い意識を持って社会に接すべきなのです。
そば一丁を売るために出ても、社会に接するために出たのです。この時、「この社会に出て、私は何をすべきなのか?」このような考えを持って、そばを売っていたら、あなたは決して潰れることなく、苦しくならないのです。
天がより多くのエネルギーを与え始めるからです。
今は個人主義で生きるのではなくて、この社会で私たちが何をすべきなのかを考える時期なのです。社会のために生きれば、大きいエネルギーが私を助けて、私の道を探してくれます。そして良い縁に恵まれて、私が力を発揮できるように、経済を支え、全ての力を与えてくれるのです。

社会にどう接するかによって私の失敗と成功が変わるのです。「ああ、最近はやることがないなあ」と言うのですが、あなたの接し方が間違っただけで、世の中には仕事で溢れています。千変万化の世の中なので、どんな仕事をしてもよい世の中なのです。どんな姿勢で社会に登場したのかによって、失敗と成功に分かれます。これが違いなのです。少ないお金で始めたからといって、成功できないわけではないのです。
始めるとしても、どのような姿勢で、マインドで社会に接するのか?この質問で、成功したりも、失敗したりもするのです。この言葉は0.1mmも間違っていない、純度100%の正解なのです。このように接しても失敗したら、この私のところに来てください。この私が神様を連れてきてでも助けてあげますから。

社会に正しく接したのに、私には苦労ばかりがやってくる? 絶対にそれは違います。この社会はそう作られていません。
私たちは社会をあまりにも信用していません。自分が犯している過ちを考えてみてください。社会に接するとき、私が間違っていないのに、回らないということはあり得ないのです。これが自然の運行法です。神はこの自然を正しく運行しているのに、私たちの判断力が足りなくて、接し方が変わったのです。
神、つまり天神は、私たちのお父さんなのです。
何を天神と言うのか? 大自然には天気(てんき)、地(ち)気(き)、人気(じんき)の3気があります。天気は非物質エネルギー、地気は物質エネルギー、そして最後の人気は非物質エネルギーです。天・地・人、この3気が大自然を運用するのです。
「天地気運は動かない、人が移動する」ということです。地気も天気の中にあったものが熱処理されて出たものなのです。それで3:7の比率で、天気の中に物質が30%あり、非物質が70%あるのです。今物質が作られたのは熱処理された30%が物質として作られたのであり、これを地上、地気だと言うのです。これもエネルギーだ、ということです。

私たちは生意気に冗談で言いますよね、「神様と私は同級(仲間)だ」と。冗談ではあっても、この話が出たのは理屈があるのです。この冗談はベビーブーマー時代から使われた冗談で、我が祖先たちは絶対に使いませんでした。「天神と同級である」この言葉はベビーブーマーたちが始めた言葉なのです。
なぜか?ベビーブーマーたちが人肉をもって現世に来る前には全部天神の中の天神、神の中でも長(おさ)たちであったからです。それで、子供の時には言えなかったけど、大人になって、「神様と同級である」と言う冗談を言うのです。気運がそれほど大きい人たちだ、ということです。この冗談はだれでも言える冗談ではないのです。

天気は非物質エネルギーで、人気もまた非物質エネルギーです。非物質エネルギーは物質を動かします。非物質エネルギーが物質を動かして、持ち上げて、運ぶのです。夜空の星がものすごい質量の物質を含んでいても、これは非物質が運んでいるのです。質量がたまるから重力ができて動くけれども、これを持ち上げているのもまた非物質エネルギーなのです。これは地面に落ちているのではありません。この地球がこのように質量が大きくても、浮かんでいるのです。それでは、何が地球を持ち上げているのですか? 非物質エネルギーなのです。同じく、太陽もとんでもなく大きい質量であっても、浮かんでいるのです。太陽を持ち上げているのもまた非物質エネルギーなのです。これが神様なのです。
繰り返しになりますが、大自然のエネルギーである天気が神様なのです。この大自然は私の親です。私たちはその中に存在しているので、私はたとえ小さくても、この大自然の中に存在するエネルギーなのです。大自然を運用するエネルギー、それが人気(じんき)なのです。
元素エネルギーである私たちは一人、一人が皆とても大切な存在です。私たちは死んでも、死なないのです。身体から分離されるだけであって、絶対に消滅しない魂なのです。物質が破壊できないということです。

最近ブラックホールの話をよく耳にするでしょう?「光さえ吸い込まれてしまう、人間が入るとどうなる?」といった話です。身体はブラックホールに入ったらなんとかなっても、「私」と言う人気はブラックホールもどうすることもできないのです。人気はブラックホールを出入りできるのです。
私たちは自分がどれだけ尊い存在なのか知る必要があります。このように心配し続けるために、輪廻しながら発展したわけではないのです。これは、とても楽しく生きながら、魂を浄化させるための過程なのです。ですから今、私たちは社会への接し方をもうちょっと広く考えなければならないのです。「私が社会で何ができるのか?」を考えるべきです。

社会で必要とされる人間になるように、社会に接しなければならないのです。「私に与えられた仕事を社会のために一生懸命にやってみせる。何か(会社、店)を作って、そこに縁ある人たちが来れば、彼らのために必要なことをやる」というように考えるべきです。そうしないと、「懐にあるお金を盗もう、それで僕がお金持ちになろう」と思っていると叩かれます。これからはどのような形で社会に接しようとも、勉強をしてください。その志を持って社会に出たら、大きな困難には出会わないのです。分かりますか?

QUESTION
私は営業をしていますが、事務室に出勤せずに、家で在宅勤務をしてもなんとかなるようでしたので、お聞きしたいです。
ANSWER
私が一つお聞きしましょう。お金を稼ぐために営業をしますか、それとも何かを学んで社会に接するためにしているのですか?

(最初は、お金を稼ぐためでしたが、正法講義を聞いてから、今は先生のお言葉通り、生きたいと思っております)

まさしくそれです。社会への接し方によって、成功したり、失敗したりするのです。自分のものが壊れて、とても困難な目にあったりもするのです。ですから、家で働いても、事務室で働いても、人と接しながら働くのです。ここで、「どのようなマインドなのか?」この名分が大事なのです。
これから弘益人間は名分のないことをしてはいけないのです。何かをするのはいいですが、その何かをしなければならない名分を必ず探すべきなのです。とんでもない名分で社会に接したら、それがだれであろうとも、叩かれて、苦しくなるのです。

今日(こんにち)の韓国は質量が弱い国ではありません。ものすごい質量を持つ国なのです。しかし、下手にこの社会に接して成功できると思うのなら、とても激しく勘違いしているのです。それは無知なのです。

天地創造以来、大韓民国は質量をこれほどなしたことがないのです。初めてです。ものすごく優秀な質量をなしておいたのです。ここに欲で飛びつけば成功すると思ったら、それ自体が、社会をあまりにも知らずに接したということなのです。「この社会に私は必要な存在なのか?」、「小さいそば屋でもしながら、私に与えられた縁があったら、この社会のために少し努力してみようかな?」このように謙遜な気持ちで社会に接したら、絶対に苦労させません。

今から私が会う縁はお客さんとして訪れるのですが、この縁に何をしてあげるかを常に考えてください。この縁に何をすべきなのかを探す努力をしながら、接するということです。

そうすると、訪れる人には謙遜になって、訪れたお客さんが私をとても明るく見ます。そうなると、彼らは自然に常連になります。私の努力次第で、彼らはまた自分の縁を連れてきて、またその人達が縁を連れてきて、私を寂しくさせないで、私の道も開いてくれるのです。このようにお客さんがお客さんを連れてくるようにしなければならないのです。私が彼らに必要とされた時、彼らはお客さんを連れてくるのです。お客さんは私が謙遜で、明るい時に連れてくるのです。

人々がみな、外で解決する時代になりました。それなのにお客さんがいない?とんでもないことです。ご飯を食べても、コーヒーを飲んでも、何もかも全部外で解決する世の中です。コーヒーも家で入れて飲むと美味しくないと言います。お金がなくても、お金を払って、外で座ってコーヒーを飲まないと、美味しくないと言います。そのように人々を全部外へ呼んでいるのに、お客さんがいなくて苦しい?そうではないのです。自分の縁は全部あります。縁に正しく接するのか、矛盾して接するのかによって、決まるのです。料理の腕が素晴らしいお店だといって成功するわけではないのです。いくら腕があっても、あなたのところにはお客さんが来ません。なぜ? お金を稼ごうとするから。
お客さんが来ると、「お客さんのために何をするのか?」を考える人と、「今日何人来て、いくら稼いだ」と考える人とは感覚が違います。お客さんが感じるセンサーが違うのです。それで移っていくのです。
今、起業するのも良いし、家での在宅勤務でも良いです。このように人と分かり合って、社会のために努力する人になれば、無条件で成功します。
弘益人間は個人の暮らしのためではなく、もっと質の高い方法で社会に接する存在なのです。これが高い水準の考え方です。
足りなかったら学んで、気が満ちたら社会のために光りながら生きて、社会を利する。これが広く人を利する道であって、こうすればだれでも成功します。