「自分」を探して

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「自分」を探して
QUESTION
私は35歳で、本日のデジタル世代達の講演に参加させていただいて光栄と思っています。先生が“自分を知れば、相手を知ることができて、全てを知ることができる”とおっしゃいました。そのお言葉をひっくり返して考えてみると、自分を知っていないと、相手を知ることも、全てを知ることもできなくて、判断と知恵が湧かなくなるということでしょうか。個々人の精神的彷徨や苦痛の根源が「自分」を知らないところから始まることに気づきました。先生は「自分」をどのように見い出されたのでしょうか? そのお話をお聞かせください。
ANSWER
「自分」を探すのはこの時代の「自分」を探すべきであって、前世に自分がどんな者だったのかを探す必要はないのです。そんなものを探していたら、一生彷徨する人生で終わってしまうのです。
私たちデジタル世代に、これからその話を簡単に説明しますので、「自分」を探さないでください。それが正解です。

「自分」を探すのはいつから?
この民族は数千年前から「自分」を探していました。修行をする人たちが「自分」を探そうと努力していた、ということです。これは知識を備えた人たちも同じでした。知識を備えた人たちも皆が修行者なのです。民草とは異なる人たちでした。国を運用する人たちも知識を備えて、「自分」を探すために皆が全力で努力しました。知識を備えると、「自分」を探すために努力するようになるのです。これが数千年も続いてきたのです。しかしながら、だれ一人、「自分」を見つけてないのです。

この世の中に「自分」を見つけた人は一人もいないのです。今でもその旅が続いているということは、答えが出てないからなのです。一人でも見つけることができたら、この世の中には既に答えが出ているでしょう。今の時代は、その道さえ共有されれば、一人でもその法則を分かることができて、触れるような、そんな時代なのです。しかしながら、「自分」を見つけた人がいないから、数千年も「自分」を探すための努力をしているのです。

ある人は「自分」を見つけたと言っていますが、よく聞いてみると自分一人だけ見つけていて、私たちを見つけてはいないのです。ですから、私は「自分」をまた探すのです。人間は二人ではなく、一人であって、人間が生きる目的も一つであるため、一人の人間が「自分」を見つけた方法を共有すれば、皆が見つけるのです。

私たちはこの時代でやるべき、本来の使命を持って生まれてきたのです。
それで、これから弘益人間(韓国の創生説話にある言葉で、広く人々や世の中を幸せにすること。また、そのような世のために生きる人のこと。)がこの世の中に現れ始めます。弘益人間は生まれて、成長しただけで、まだ弘益人間として輝く業績を残せず、登場もしていないのです。 これが、ベビーブーマー、私たち(デジタル世代)の親たちなのです。この人たちがこの世の中の弘益人間なのです。弘益人間第一世代!
もちろん今まで輝く業績も残しておらず、弘益人間と呼ぶのも少し難しいかも知れませんが、この方々がどのように生まれて、生きてきたのかを知っておいて欲しくて、その根本を教えます。

第二次世界大戦の前に生きていた人たちは、私たちが普段思っているパラダイムとは違う生き方をしていました。ベビーブーマー世代が生まれる前の、私たちの親で、先輩のこの方々が生活していた時と、第二次世界大戦と、韓国戦争が終わった後に生まれたベビーブーマー世代の生活はきっかり違います。
ベビーブーマーは戦争に苦しめられてない世代です。その代わりに人類最高の貧乏な、廃墟になった国に生まれた、この条件を受け入れて生きてきた人たちです。

この人たちが洟垂れの頃、学校に入りました。
小学校に入る頃、戦争で廃墟になった国であったため、ひどく貧乏でした。小麦の粗粉で作った粗末な餅さえも食べられず、辛うじて破れたゴム靴を履いて通学する、そのような時代でした。その時その子達に何を教えたのかと言うと、“民族中興の歴史的使命を帯び、この地に生を享けた”と言う内容でした。この話、デジタル世代は覚えてないでしょう?

今は小学生も良い服を着ています。高いアウトドアの服を着る子たちもいると聞きました。しかし、その時は真っ黒の服だけ着ていました。その服で何を拭くのかというと、鼻水を袖で拭いていました。その時はどうしてそんなに鼻水を垂らしていたのか…
全身にシラミが湧いていていつも痒くて、皆が髪のシラミを潰すと大騒ぎでした。しかし、目だけはとても輝いていました。食べ物が足りない時代であったため、目端が利かないといけなかったのです。この子たちを教える時、民族中興の歴史的使命を帯び、この地に生を享けたと教えたのです。

想像してみてください。絵を思い描いてみてください。呆れる話です。今、絵を描くのに才能のある人がこの話をいっしょに話し合って、想像力を活かして漫画を出すと、とても儲かると思います。
そのようにまともに食べることもできなくて、目端だけで生きていた洟垂らしに朴正煕大統領の訓示があったのです。それが国民教育憲章です。
「民族中興の歴史的使命を帯び、この地に生を享けた」、「祖先の輝く魂を今日に蘇えらせる」と教えていました。財産も譲ってあげなかったのに…また「各自の素質を開発する」とも教えていましたが、各自の素質が何なのか、分かっているはずがないのです。洟垂れはこのように鼻水を袖で拭いているだけなのに、内においては自主独立の姿勢を確立して、外においては人類共栄につくすべき時だと言いながら、これを覚えてくるよう宿題を出していました。国民教育憲章の核心なのです。

もちろん、これだけではなく、その中にはさまざまな内容が入っています。後で国民教育憲章をネットで調べたら、分かります。一回読んでみてください。このような話を知った後に、国民教育憲章を読んでみるとまた内容が違うと感じられるでしょう。知らない状態で読んだら、“あれ、なんだろう?”と思うかも知れませんが、このような内容を知っていたら、きっと違うでしょう。
その洟垂らしにこれを覚える宿題が出されていたのですが、これが中々の長文なのです。一気に覚えられないのです。これを覚えられなかったら、ふくらはぎを打たれます。他の宿題は放って置いても、これだけは覚えるべきでした。

今、これを考えてみると、とてつもないことを求めていたのです。「民族中興の歴史的使命を帯び、この地に生を享けた」と言いながら。
これを習った人たちがベビーブーマー世代です。デジタル世代は習わなかったのです。X世代は少し習いました。しかし、宿題で覚えて来るよう、叩かれてはないのです。そして、ベビーブーマーの前の世代は中高校に通っていた頃でしたが、この方々も叩かれながら覚えてはいないのです。それなのにベビーブーマー世代は、叩かれながら小学生の頃から注入されていたのです。

なぜ?あなたたちが弘益人間であるからです。民族中興の歴史的使命を帯び、この地に生を享けたあなたたちが成長して、祖先の輝く魂を今日に蘇えらせるべきだと教えていたのです。各自の素質を開発して、力を持って、この力があってこそ、自主独立ができることで、今は独立ができていないと教えていたのです。それで、その力で人類共栄につくすべき時と教えていたのです。
このような話をするのは、あなたたちが人類の指導者として登場すべきだということを言いたいからです。人類のためにあなたたちが尽くすべきだということを子供の頃から教えたのです。この単語がどのような形で表現されていたのかとは関係なく、この人たちを叩きながら注入させました。他の宿題はして来なくても叩かないのに、これだけは叩きながら教えました。

何でその人達にそこまでしたのでしょうか?その質問の答えは、その人達が、新知識人第一世代であったからです。その人達が成長した時には、ある出来事が起こるべきであったため、大自然が運用したのです。
そこで人類が持っている全ての知識や文物、人類の生き方をこの国に入れ込みました。米一粒もなく、家に屋根もない廃墟にして、世界で一番貧乏にしたのです。こうなると何でも食べられるようになります。粗末な小麦一袋でももらえたら、食べていました。
そして、それをもらって食べている時何が入ってきたのかと言うと、粗末な小麦粉だけではなく、国際的に人類が使っていた、文物の一つが付いてきたのです。チョコレートを一つもらって食べる時、人類の文化が付いて入ってきて、論理が付いてきて、思考が付いてきて、人類が真理だと言っていたことも付いてきたのです。そのように私たちは援助を受けて、助けてもらいました。
私たちが生きるためには、技術を学ぶべきだと、人類が持っていた技術の種を持ってき始めたのです。この技術の種は私たちのものではありません。国際社会が犠牲の末に発見した技術なのです。それをこの国に持ってきたのです。そして、それと同時に思考、論理も全部持ってくるようになりました。このように国際社会が使っていたものを知識であると、私たちは全部持ってきました。
これらを私たちが全部吸収したのです。こうして人々を育ててきたのです。ベビーブーマー世代の人たちを。この一連の全てが天の作業であったのです。

現在、韓国が持っている技術がどれぐらいなのかと言うと、人類が持っている技術の70%、つまり、最先端の技術ではなく、国が立ち上がるために必要な力になる技術がこの国、韓国にあるのです。「三千里錦繍江山」(三千里の美しい国土)、朝鮮半島に、それも韓国にその技術が全部入っているのです。手のひらぐらいの国に人類の70%の技術が存在するのです。

今私たちが3D(Dirty, Dangerous, Difficult)業種に使われる技術がその時入ってきたのです。これがまだ韓国には残っています。その後が重工業で、それよりハイテクの技術がその後を継いで、この社会の根幹を成しています。人類の技術が現在韓国に全部入っているのです。70%が入ってきたということは、30%は散らかして、70%はその種を持って入ってきて、開発を済ませたのです。

この技術が完成する前は、国際社会ではこう言っていました。“韓国製品は安いから使う”と言っていました。この優秀な民族が技術を持てば、完成するのは当たり前なのです。この技術が完成する前に作られた製品を国際社会に販売して輸出にも貢献できたのです。技術を持っているから製品を作って輸出を始めるから、国際社会に触れるようになりました。それで、その文化に私たちが適応して、理解せねばならないのです。なぜ?そうしなければ、国際市場で受け入れてもらえないからです。

こうして、私たちが国際社会に進出するようになりました。我が民族としては大きな出来事が起きたのです。この国は訪れる全ての文物を全部排除して鎖国政策を数千年も維持した民族でした。それなのに、これを一気に開いて、国際社会と交流して、あらゆる文物がこの国に入れるようになったのがこの時期なのです。第二次世界大戦の後。
そして鎖国政策も終わったのです。なぜ?弘益人間の種がこの世に現れたので、これ以上鎖国政策が必要なくなったのです。

全人類のものをこの「海東」大韓民国に持ってきて、この国民に経験させて、それを触らせて、勉強をさせる過程でした。こうして、この民族の新知識人第一世代が生まれたのです。

韓民族が国際的に存在する知識を全部吸収して、知識を備えたのは、千年、万年の歴史の中で、初めて起きた出来事なのです。今この場にいる皆さん(デジタル世代)のご両親、今の50代です。その下は40代でX世代と呼びます。50代ベビーブーマーが12年、ですから今62歳から51歳まで(2014年基準)。この下の12年がX世代です。
ベビーブーマー、この人たちが新知識人第一世代です。人類にこのような論理と知識を備えたのは初めてのことです。韓民族でも初めてです。天地創造以来、初めてのことなのです。この人たちが知識を備えて、「知天命(天命を知る)」(『論語))になる50代の時には、弘益人間と呼びます。まもなく弘益人間の誕生が始まるのです。しかし、この人たちが自ら輝くことができなくて、今この国が漂流しているのです。新知識人達が、ものすごい知識を備えたこの人たちが、自ら輝くことができず、実力を発揮できなければ、人類にとって大きな損失になるのです。

そして、この50代が「自分は何者なのか」を探していた人たちなのです。我が民族がある一つの時代から全員が「自分は何者なのか」に疑問を持って、探し始めたのは初めてなのです。そうなのに、その答えを見つけられなかったのです。それで、この人たちが成長しながら、お寺にも行ってみたり、山にも行ってみたり、何かの修行もしてみたり、知識を備えて、何かを探そうと努力する時期があるのです。夢も大きいです。太平洋に向かって、あの向こうまで飛んでみせると言う夢を抱きながら成長したのに、探して探しても、「自分」を探せなくて諦めたのです。結局自分のことを探せずしゃがみ込み始めたのが今の50代なのです。その人達がそうしているから、世の中のドアが開いていなくて、皆さんは今、道が見えないのです。

この人たちが何者なのか?この民族の進化、発展が終わる最後の血筋、新知識人第一世代、弘益人間。これがベビーブーマー世代の話なのです。後を継ぐために、子供を産んでいた数千年の歴史がこれで終わるのです。弘益人間がこの世に生まれたのです。
それでは、この人たちをどのように教育したか?これは天が教育をしたのです。私たちには教育をさせるための資料もなくて、人類の文物が入ってきて、その文物に触れさせるのが私たちの教育であったのです。これを大自然が自ら指示したのです。そのおかげで私たちは育ちました。
これで弘益人間が現れる後天時代を迎えたのです。これが2013年です。2013年を迎えたとき、50代になった弘益人間が皆、知天命の年(50代)になったのです。知天命になると天の理を分かって、地の理を分かって、自分を探して世の中で輝かねばならないのです。この時を今、迎えたのです。

それでは「自分」は何者なのか? この原理をまとめてみれば、自分が弘益人間であることが分かります。そうなのになぜ弘益人間が輝いてないのか?知識を備えてないからではなく、備えている知識が開かれていないからです。それで、自分が何者なのかを知らず、どのように生きればいいのか、その根本を探せなかったのです。知識と力を備えて、才能も備えて、各自の素質を備えているのに、自分が何をしなければならないのかをだれも知らないのです。「自分」を知らないからです。
それで、私がそれを教えてあげようとこの場に来ているのです。

“あなたは弘益人間であって、私もまた弘益人間である。
今から私たちが人類の歴史を変える 存在である。“

これが今「自分」を探す瞬間です。今、自分が何者なのかを知る必要があるのです。

“私は弘益人間である。檀(君)の子孫として、人類の文物を全部飲み込んで今ぐんと成長したのです。それでは、自分はどのように生きるべきなのか?広く人を利するために生きると決めた”このようになると弘益人間と呼ぶのです。
自分一人だけ成長するために生きるのではなくて、自分を尽くして広く人を利するために生きる、このような理念を持つべきなのです。そうするとあなたは生まれ変わって、動物から人間に換骨奪胎できる、ということです。動物的な生活から、人間らしい生活の概念に移る瞬間が来るのです。
「自分」を知らなければ、相手もわからないのです。「自分」も知らないのに、相手を知っていると言えるものか?自分を知ることができたら、“人類は我が民であり、この民族は我が兄弟である。この兄弟が力を合わせて、人類と言う民を導かねばならない”これが今「自分」を見つける瞬間です。
“あなたたちが人類の指導者であって、天の天子であって、天孫であって、天のお使いなのです。天命を受けて地上を照らす、民族中興の歴史的使命を帯び、この地に生を享けた”これが弘益理念です。

この私は、「自分」を探すために17年間山でゴミを拾っていました。山に死を求めて入ったのに、「私の人生の価値がこのゴミのようなものだったのか?」と死ねず、膝をかがめてゴミを拾いました。私は愚かな者であった。社会から捨てられて、ここに死ぬために自らの意志で入ってきた。世の中で偉そうに暮らしていた私が、どれだけ小さいものだったのかを自ら悟ったのです。「世の中に自分の意を共にする人がいないので、私はこの世の中で生きることを止める。最後に我が祖国、我が川と山を見て死ぬことにする」と入ったのが、神佛山でしたが、山に入って、川と山を見るどころか、そこに閉じこもってその時から膝をかがめてゴミを拾いました。天地も知らず、自分も知らない自分が、何がそんなに偉いと思っていたのか、その時から膝をかがめて自分を探し始めました。

「自分は何者なのか?なぜこの地に自分が存在して、何のために来たのか?」その問い返しをしつつ、ゴミを拾いながら17年間一言も言わずに、だれとも話さずに口のきけない人として生きていたのです。愚かな者だったので、力もなく、愚かな者だったので、何もできなかったので、「自分」を探し始めたのが勉強の道を歩むようになったきっかけなのです。

この私は、勉強をするために山に入ったのではなくて、死を求めて山に入ったのに、自然の中で自ら勉強をすることができたのです。自分を探して、純粋な気持ちで膝をかがめて反省をしていたら、大自然の扉が開いて、大自然が見え始めたのです。「自分」を探せないその痛みを抱いて、食を断って、水も飲まず、数えきれないほど、死んだのです。「自分」を探すより、「世の中に自分はどんな者として生きていたのか」と言う自我反省だったのです。

そして、これは後で気づいたのですが、大自然を心から信じていたら、大自然も一つになり、全ての神界も、霊界も、次元世界も一つになり、その中で勉強が起きるのです。天地創造がどのように生じて、私たちはどんな存在であって、この地上がどうして構成されていて、何のために存在するのか。このような勉強を自然の中で始めて、次元世界を出入りしながら、自分も知らないうちに自然の勉強をしていたのです。

勉強を終えて、世の中に出る時、天から雷のような音でこの身体を打たれました。それが天符経81字です。この私は天符経81字を天の音で身体中に受け入れた人です。今まで勉強をしていた全てが、この81字の中にあるということにその時気づいて、この天符経はこの地上を運用する法であると気づいて、これが天の経典であることに気づいて、天孫たちが、弘益人間たちが、これを守護しなければならないということに気づきました。そして、人類を導く弘益人間の歴史が始まるということにそのとき気づいたのです。

乞食が山を下りて世の中を見まわしてみると、弘益人間が世の中に生まれてはいても、何もできず、世の中も乱れていました。それでこの私が世の中を調べたのです。調べてみたら、作品の出来栄えが素晴らしいのです。今からは動き始めたらいいのに、それを切り開いてくれる人も、先導してくれる人も現れないため、全てが止まっていると私は感じました。若者たちもすくすくと成長しているのに道を知らなかったので「今こそ道を開いてあげなければならない」と思ったのです。この国は力を備えていて、私たちの先輩と祖先が犠牲になってくれたお蔭で、今の生活があるのです。

第一世代の弘益人間が「自分」を見つけて、自分を尽くして人類に貢献する生き方をすれば、X世代がその後を継ぎ、デジタル世代がまたその後を継いで、その後はデジタル世代の子孫が継ぐでしょう。

“私たちは二人ではなく、一人だったのだ。
弘益人間の時代が開かれた。
あなたたちは弘益人間であって、天孫である。
広く人を利するために
自分を尽くして自ら解脱せねばならない。
指導者の民族として絶え間なく、己を正して
己を覚醒させる日、
この世に明るい未来が開かれる”

指導者一人一人がとても大事なのです。
これからも我が民族は自分のために生きようと考えるのではなくて、弘益人間の理念を持って、「自分はこの社会のために何をするのか、国のために何をするのか、人類のために何をするのか」
このような理念の中で、自分を正して、人のために生きることが、自分が生きている意味だということを気づいて欲しいのです。

“人のためになることをしていれば、ひとりで生きることができるのであって、
自分のことだけ考える人は、自滅する “

今私たちが苦しい理由は、人のために自分を尽くさず、自分のことばかり考えているから、だんだん生活が苦しくなるのです。未来の後天時代という、2013年からは正確にこれが私たちに適用されて、時代の法が変わっていることに気づかなければならないのです。あなたたち(デジタル世代)の先輩たちが「自分」を見つけて正しい人生を生きると、あなたたちは先輩たちを尊敬するようになるはずで、そこから自分の意味も探せるようになる。あなたたちが自ら「自分」を探すために苦行をしなくてもいいのです。それで先輩たちに感謝すべきで、尊敬すべきで、先輩が道を開いてくれたら、そこに続けて輝きながら、人類を経営する、そのような若者にならなければならないのです。
苦労は終わったのです。苦行も終わって、道を修めるのも終わりました。長い修行の道が終わったのです。これからは道を行う時代なのです。

“公道思想を根本として広く人を利する徳行を実践すべきである“

我が民族は徳で生きる民族です。これが私たちの歴史であって、文化なのです。私たちが輝かしい人生を生きなければ、祖先の輝く魂を今日に蘇えらせることもできないのです。祖先に孝行して、ご両親に親孝行できるということです。

親孝行をするということは、ミンクコートを買ってあげるのではありません。私たちが楽しく生きる道を開くのが、祖先も嬉しくて、ご両親にも親孝行をすることになるのです。物質では親孝行できないので、あなたの人生を楽しみなさい。これが祖先の恨みを晴らしてあげることであって、これが、祖先の輝く魂を今日に蘇えらせるのです。国民が楽しく生きなければならない理由がこれであって、これからはこのような道が開かれます。

この国は希望のない国ではありません。これから希望が開かれる新しい千年を迎えるでしょう。この私を信じてください。この国は大きく輝くようになりますので、若者たちは希望を抱いてください。