*謙虚に活きること

*謙虚に活きること

 

人はいつも謙虚に生きようと思いながらも

中々実行出来ないでいます。

簡単に実行出来ないのは何故でしょうか。

謙虚とは何かを本当は知らないからです。

謙虚の意味を理解出来ないので

謙虚な姿勢を取れないのです。

 

謙虚さとは一体どうすれば良いのでしょうか。

相手を尊重する事です。

相手を尊重する事が謙虚なのです。

自分を低くする姿勢ではなく

相手を在りのままの姿で尊重することで

自然に自分は謙虚になるのです。

  

それでは、相手を尊重するとはどうする事なのか

尊重する事の法則があります。

 

相手を尊重する法則は、目上の人が目下の人を尊重する事です。

目下の人が目上の人を尊重する事は出来ません。

 

どんな分野でも少しでも上の立場にいる人を甲と呼び、

下の人の事を乙と呼ぶようにします。

甲は乙の事を尊重してあげなければなりません。

私はお金が無いから

上の立場ではないとの考えは間違いです。

 

もし、あなたが多くの知識を持っているのであれば、

知識では甲になるのです。

経済でも才能でも、自分がいる立場で甲になるのです。

今は自分がいる環境で甲の質量を比べる時代になっています。

 

甲が何故、乙を尊重しないといけないのか?

乙がいないところでは甲は存在しないからです。

乙がいるからあなたが甲の立場で居られるのです。

乙の犠牲で集っているエネルギーがあるからこそ、

あなたが甲になった訳です。

だから尊重しないといけないのです。

これが自然の法則です。

 

まだ、ある分野の知識を身に付けていない人がいるから、

その人の為に、私はその分野を学んだのです。

なのに知識の無い人を無視する事は、

自分のやるべき事を誠実に果たして無い事になるのです。

 

お金をあなたが持っていることは、

そのお金を作る為に努力し犠牲にして来た人がいるからこそ、

あなたがそのお金を持っているのです。

だからこそ経済での乙を尊重しなければならないのです。

 

私たちはその基本である自然の法則を知らなければいけません。

 

王様が居られるのは、民がいるから王が居られるのです。

民のいない王は存在しません。

民がいるから王様で居る事が出来るのに

どうしてむやみに民を扱うのか。

王朝が滅びた歴史を私たちは学びました。

 

どんな分野でも甲の立場で居るのなら、

そこには必ず乙が存在します。

乙を尊重しないといけないのです。

彼らを理解しないといけないのです。

自分の立場を優先するのではなく、

乙の行動が少し間違っても、怒ったりしないで、

理解出来るようにして行くことです。

理解できるのであれば尊重する事に近づいている事です。

 

2。

謙遜は目上の人が目下の人に行う事です。

目下の人は目上の人に謙虚で

無くても良いのか?

その答えは良いのです。

これはどういう事かと云うと、

目上の人が目下の人に謙虚にしないでいると、

目上の人に対して絶対に文句を言うようになります。

これは、謙遜とは違います。

 

上の立場で居る人が謙遜で自分の役割を

しっかりと行っているのであれば

下の立場で居る人は間違いなくその人を尊敬する様になるのです。

上の人に対しては謙遜ではなく尊敬するのです。

尊敬は上の人が下の人にどの様な行いを行うかによって、

自然に生まれるものです。

甲が乙に対する姿勢次第で尊敬される様になるのです。

 

目下の人が上の人に謙遜な態度を取るのは生意気な事です。

在りのまま自然体で行動すればいいのです。

この目下の人は、自分の立場から見て、

より目下の人に謙虚になる事です。

  

 

乞食が行っている行動も尊重すべきであり、

家事を行う人に対しても尊重すべきなのです。

誰かみっともない行動をしていても

それを尊重してあげる事です。

相手を尊重することで自分自ら謙虚になれるのです。

 

どんな人がどんな行動を行っていてもそれを認めてあげる事です。

それは、その人の立場から見て認めてあげる事であって、

自分のレベルを無理に低くして相手に合わせる事ではないのです。

自分のレベルから見て、認める事ではない事です。

 

正しい品性の持ち主は、真の謙虚な姿勢を保つことが出来ます。

その人の人格のレベルをそのまま表しているのです。

人の人格は相手をどの様に受け入れる事が出来るのかによって、

その人の人柄が見えてくるのです。

傲慢になる事は未だ人格を備えていないことです。

 

人との挨拶が上手く出来たとしても、

それが謙遜だとは言えません。

自分を防御する為に行っている時もあるからです。

自分の事をわざと低く見せる人は自分の気持ちを抑えているので

余りいい過ぎるとどこかで必ず爆発します。

抑えている事や避けている事は、自分の勉強にはなりません。

自分の勉強にしたいなら、自分の足りない所を表面に出して

それを解き理解した上で解決していく事です。

そうすることで本当の自分の勉強になるのです。

それを隠して見ないふりをしても

良くなることは一つも無いのです。

一生の時間が経っても、三千年経っても

それで良くなる事はないです。

 

自分の思い浮かべている様々な雑念を外に浮かべて

それをテーマに自分の勉強に持ち込む事は、とても重要な事です。

それは自分を引き込むテーマであるので、

解決しない限り上手くいくはずがないです。

これをしっかり解くことで、自分の足りないところが

何なのかをハッキリ解るようにさせる事が、

全て上手く行くようになるのです。

自分を低くするのではなく相手を尊重する事が本当の謙虚です。

子供との関係でも、子供を尊重する事を忘れてはいけません。

幼いですが一つの独立した個人ですので無視してはいけないのです。

他人を無視する事は謙虚では無い事です。

相手の言葉を大事に聞いてあげる事、

受け入れる事が謙虚なのです。