SECTION FOUR韓国の未来,人類の未来-5.知識人:人類運用者として

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知識人 : 人類運用者として

 

知識人がどんなパラダイム ( 物の見方や捉え方 ) を提示するかによって人類の解放がかかっているとおっしゃいましたが、今の世では、私物インターネットといって、機械と機械がお互いにインターネットでつながっていて、いかに生活を便利にするかという方向に向かっています。これから知識人が新しいパラダイムを提示するときには、どのような方向に接近するべきなのでしょうか?

 

 

今まで技術者は技術のすべてを蓄積してきました。そして、この技術で将来、より便利に使える物をいくらでも創れるようになっています。今はもう、技術者達は技術をすべて蓄え、知識人たちは知識をすべて蓄えた状態です。この状態ですることが無いのは誰でしょうか?技術者はすることが多くありますが、知識人のすることがありません。

 

 

今日の知識人は何をすべきかがわからず、みんなジレンマに陥っています。知識人は、国を運用しなければいけません。そして、人類を運用しなければなりません。このように蓄えてきた知識をどこに使えるでしょうか? 自分の国のことしか知らなければ、知識を使うにも限界があります。

 

 

私たちの知識というのは、この国、韓国で使うのではなく、国際社会で使わなければいけません。私たちの知識を、この国のためにしか使わなかったら、国際社会から歓迎されません。ここで、私たちの知識とは一体何なのかをよく考えて見なければなりません。私たちが持っているこの知識は、私たちの力で生み出したものは一つもないのです。

 

 

国際社会が生み出したものがすべて入って来て、それを私たちが持つようになっただけです。国際社会から知識をもらったのなら、使うときも国際社会のために使うべきです。ところが、その知識を使って、ただ自分の国の中だけで豊かな暮らしをしようとしたり、何かをしようとしたりしているから、輝くことができないのです。

 


私たちが知識を蓄えることができたのは、国際社会が助けてくれたからです。これは、国際社会によって大韓民国の知識人が創り上げられたということです。チョコレート、一つとっても、国際社会から入ってきたのであって私たちが作り上げたものではありません。私たちが食べるケーキも、コンピュータも、私たちが作ったものではありません。

 

 

私たちが今まで守ってきたこれらのものは全部捨てて、すべての思考と論理を国際社会のためのものとして、変えていかなければならないのです。このように、国際社会のものを全部引っぱって来て吸収した私たちが、国際社会にこの先、どのように関与していくべきなのか? 人類をどのように設計するか? これを研究すること。それが知識人たちのすべき仕事です。

 

 

大韓民国の知識人たちは、今後、人類を企画しなければいけません。  国際社会には今、力のある国と力のない国とがあります。力のある国は国際社会のために何をすべきか、その下にある国は何をすべきかを整理して、その下にある国がしっかり成長できるように計画しなければなりません。

 

 

そしてそれは国ごとに順番にすべて考えて行かなければなりません。また先進国は人類の尊敬を一身に受けるためにも、しっかり計画していかなければなりません。それはなぜでしょうか? ここで多くの知識を得、多くの技術と経済発展を成し遂げたからです。先進国が科学の発展を成し遂げたら、それは国際社会と関係のないことでしょうか?

 

 

そんなことはありません。大いに関係があります。ところが今、先進国が厳しい状態に置かれています。 科学がどんなに進んでいても、ある程度の力を持ったら、下の段階の国々の秩序を先に正してあげなければなりません。そうすれば、先進国で生まれた科学技術を、後進国でも上手く使うことができるようになるからです。

 


ところが、今はその秩序が正常に回っていません。 一番下の段階にある国では、今、科学は大事な問題ではありません。ある国は食べ物がなくて飢え死にし、ある国は食べるものが余って捨てています。韓国でもパンが余ったら捨てています。そのパンを拾ってでも食べようと必死になっている国があるのに、拾うパンすらない状態です。このような家は無様です。

 


この地球は一つの家であり、家の中が安らかであってこそ、私たちもより良い暮らしができるのです。これから残りの30%の未来を私たちがどうするかが重要で、過去にどうしてきたかは重要ではありません。過去をしっかり振り返ってみれば、これから先、進むべき方向の青写真を描くことができます。

 

 

過去について正しく分析できなければ、これから先の様子が上手く描けません。今までは、それを準備するためにもがいてきましたが、これからはいよいよ、私たちが光輝く、その力を発揮できるときが来ます。これから始まるのです。

 

 

今まで大韓民国の知識人たちは、本来やるべき仕事をまだしていません。 では、一体何をしてきたのでしょうか?    勉強をし、闘争をし、戦いをし、お互いに理論闘争しながら研究をしてきただけで、知識人たちはやるべき仕事をしていないのです。仕事はすべて労働者がしてきました。

 

 

労働者たちは、冷遇されながら社会勉強をし、知識人たちは、理論闘争しながら研究をしてきました。このようにして、今まで蓄積してきましたが、一度もすべきことをしてこなかったのです。国際社会に必要なことをした時にこそ、私たちがやるべき仕事をしたと言えます。論争は仕事ではありません。

 


国際社会は、私たちが何をすべきかに合わせて私たちを成長させてきました。ですから、私たちは国際社会に必要な働き手にならなければなりません。そして今日、国際社会が解決できなかった難題を一つずつ解いたときに、大韓民国の国民の姿をを国際社会に示すことができます。

 


私たちは、今まで人類のすべての環境を学んできただけであり、するべきことをしていないのです。今こそ人類のための仕事を始める時なのです! 

 

 

   参考;THE GREATEST LOVE PROJECT -人類飢餓ゼロプロジェクト編