SECTION FOUR韓国の未来,人類の未来-4.知識人;人類の指導者として

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知識人 : 人類の指導者として

 

人類のための事業をするために、知識人たちのすべき役割が二通りに絞られているようです。先進国が力を発揮し輝いて尊敬されるように設計し、後進国が貧困と飢餓から抜け出せるようにしなければいけないと思います。どうすればいいでしょうか?

 

 

今、先進国の最大の問題は「福祉社会をどうやって作って行くのか?」ということです。しかし、後進国では福祉社会を論じている場合ではないと言います。福祉というのは、ある程度必要な気運が満たされた後にこそ考えられるもの。自分達が 食べていくのもやっとなのに、国までもどうやって引っ張っていけるのか?それは大変だ!というのは後進国だからなのです。

 

 

ところが、先進国は食べ物も、お金も十分あり、満たされているはずなのになぜ大変なのでしょうか? それは福祉社会になってないからです。私たちが企画して本当の福祉社会を作れるようにしていかなければなりません。これは私たちだけができることです。つまり、私たち知識人が国際社会に出て行くとき、先進国は福祉社会を建設し、後進国には生きていく基盤を作ってあげなければなりません。

 

 

その中でも、まず飢餓に喘ぐ国々から先に解決しなければなりません。一家で子供が飢え死にしそうな場合、一体何から解決すべきか?死にそうな子供に栄養ある食べ物を食べさせ、まず生かすことからしなければなりません。それでは、飢えて死ぬ人々というのは、一体なぜ飢えて死ぬのでしょうか?それは仕事がないからなのです。

 

 

パンを与えたら、それを食べれば飢えはしのげますが、それは一時的な解決策にしかなりません。彼らがする仕事がなければ、食べ物 をずっと与え続けなければなりません。
しかし、彼らが死ぬまでパンだけを与え続けるとしたら、それは犬や豚を育てることと変わりありません。

 

 

今は "人" の世です。そこでは、それぞれにするべきことがあってこそ、自分自身の人生を生きることができます。この世の中には、誰もが自分の役割があり、やるべきことがあるのです。それを見つけられなければ、その社会は立ちあがることができません。ですから、それぞれの国ごとに自分達のやるべき事を見つけられるようにするのです。

 

 

今、人が飢えて死んでいく所には、彼らに合った仕事があるはずです。その仕事をしながら、彼らは力をつけなければなりません。そして、その仕事ができるように私たちはサポートする必要があります。仕事をさせるためには、飢え死にしないようにご飯も食べさせ、牛乳も飲ませなければいけません。家の中に飢えて死ぬ人がいなくなってこそ、仕事ができるようになります。

 

 

そうすれば、本格的な人類の為の事業を始める前に、まず飢餓がなくなり始めます。例えば、エチオピアを見てみると、過去には豊かな生活をしていました。  朝鮮戦争の時には、私たちを助けるほど余裕があった国です。韓国が消えて無くなりそうになったとき、その国の若者達がやって来て命をかけて戦い、私たちはその恵沢を受けました。

 

 

ところが今、その国が飢餓に苦しんでいるというのです。私たちは、これをだまって見ているだけでいいのでしょうか?  今の私たちは、そんなに力がないでしょうか? 私たちは、エチオピアのような国をいくらでも救うことができます。これは恩義を返すという問題です。国際社会に恩義を返すときには、まずそういう国に返すべきです。

 

 

エチオピアの子供達が飢え死にしつつあるというなら、まず、それから解決しなければいけないのです。飢え死にしているというのに、それ以外一体どんな言葉が必要でしょうか? 無条件にまず、飢餓をなくして行かなければ。これは、国際社会の中で誰にもできないことです。とにかく、私たちはこの問題から始めなければなりません。

 

 

人類の為の事業が始まったら、間違いなく7年で飢餓が100% 解消されます。そのためには、仕事ができる基盤を作る必要があり、技術とその技術を教える人もいなければなりません。また、その国や人々を愛する心も持たなければなりません。それができる国は大韓民国しかありません。

 

 

そして彼らから受けた恩を返さなければならない国もまた、大韓民国なのです。この恩義を忘れてしまったら、私たちは、二度と立ち上がることができないでしょう。 無条件にしなければなりません。そうしてこそ、国際社会に顔向けできるようになるのです。

 

 

私たちがこの事業を始めたら、女性たちはブランドバッグを買い回るのをやめるべきです。朝鮮戦争の時、私たちのために、数多くの若者達が命を落として国を救ってくれたというのに、今、女性たちは少しお金を稼いだからといって、ブランド物のショッピングなどをして回っています。飢えて死んで行く子供たちがいるというのに、そこに私たちがブランド品をぶらさげて出かけたら、格好よく見えるでしょうか? 

 

 

知らないからそうしているのですが、とてつもなく酷いことをしていることです。そうでなくても彼女たちは、ブランドバッグひとつ持てない!などと文句を言っているのですから。これからそんな人たちは、顔をあげて堂々と外を歩けないようにしなければなりません。

 

心を開かなければなりません。

そうすれば、私たちの手で飢餓をなくすのに、そんなに時間はかからないでしょう。そうしてから、堂々と世の中に登場しようではありませんか。今までは、国際社会を知るための手段として、門の外をうろうろしながら先進国の後を付いて回っていましたが、これからは、志をひとつにして、飢餓をなくさなければなりません。

 

 

それをしなければ、絶対に他のほかのことはできません。しようとしても、天が他のことをさせてくれないでしょう。人類の為の事業とは、人類に対する恩義を返すことです。私たちは今、70%の水準にまで成長しましたが、ここから更に進んで行くためには、人類に対する恩義を返さなければなりません。そうしなければ、天が許さないのです。

 

 

韓国が光り輝いて生きるためには、恩義を大事にして、するべきことをしながら生きなければなりません。それができた時にこそ、本当の天の力を受けられるようになります。今のように国民すべてが笑って生きられる国になったにもかかわらず、私たちは大変だった過去を振り返ることすらしませんでした。

 


私たちをいったい誰が救ってくれたのか、誰が私たちにこれだけの力を与えてくれたのか、後ろから支えてくれたのか、それさえも考えられないとしたら、私たちは獣にも劣る存在になってしまいます。そんな者が知識人といえるでしょうか? そんな者たちが人類の指導者になれるでしょうか? 

 

 

なぜ韓国を灰にしておきながら、製造業から重工業の技術まで、人類の持つ技術の種をすべて持ち込み、それぞれの素質の応じてそれを育て、使えるようにしたというのでしょうか? それは 韓国人を人類の指導者に創り上げるためだったといえます。

 

 

大韓民国が自分の利益を得るために品物を生産するのではなく、飢えて苦しんでいる人類の飢餓をなくし、その国が生きていけるための土台を作ってあげる人類の企画者になれば、貧しい国々はみんなありがたく思うでしょう。この技術をうまく活用し、国際社会の秩序を正しく立て、人類の難題である飢餓問題を解決すれば、大韓民国の信用は天にも届くほど高まるでしょう。

 

 

国際社会で信用が上がれば、次に私たちは後進国の役に立つように、重工業技術を持って公団を設置しに行くのです。このように、人類の70%を占める弱小国の力になれば、私たちは彼らをリードできるようになります。そうなれば、その国々は将来私たちが耕すことのできる畑になります。

 


そしてそれは、その国や韓国だけでなく他の先進国が耕すことのできる畑にもなるでしょう。こうすれば、お互いがお互いを食い合う人類社会の競争を解決することができるでしょう。

 

 

他の国では強大国になるために、あちこちで地下資源を少しでも多く占有しようとしていますが、私たちには、そんなことをする必要はありません。私たちが占有しなくても,  必要なものはすべて残されています。他の国が欲を出しているからといって、私たちも同じように欲を出したら、恥ずかしい存在になってしまいます。

 

 

私たちは、自分がやるべきことさえやれば、必要なものは、すべて満たされるようになっているのです。心配しなくても大丈夫です。私たちは、徳によって生きる民族ではありませんか?私たちがこれだけ成長したなら、人類の前に登場するときには色が違うはずです。

 


アメリカもそれなりに行く道を邁進し、中国、ロシアもそれぞれの方向に向かって行くでしょうが、結局強大国というのは力の論理によって進んでいます。けれども私たちはそのような方向から抜け出して、人類を見守りながら国際社会の新たな軸にならなければいけません。そうしてこそ、立派な国民、立派な大韓民国になることができるのです。

 

  参考;THE GREATEST LOVE PROJECT-人類飢餓ゼロプロジェクト編